ヤサイセイカツ~青の野菜~

日常とか萌え語りとかをまったりと。 たまに絵を貼ります。 結構愚痴ったりもします。 諸々吐き出しの場ですが、よろしければおつき合いください。
  [ こころ ]
2011-08-18(Thu) 12:01:33
ツイッターなどで毎日うるさく騒いでおりますが、絶賛大ハマり中の村井良大さん主演舞台「こころ」見てきました@青山円形劇場。
10~13日の公演期間、毎日キモく通っておりましたww
こんなに通ったお芝居は生まれて初めてですが、本当に見に行けて良かったと思う、濃密な良いお芝居でした。

以下、未見の方には不親切極まりない、だらだら萌えや気づいたことを書きまくる感想文です。
ネタバレ満載。時系列とかセリフとかは正確ではありません。
無駄に長くてキモイです。
諸々御了承の上、よろしければおつき合いください。

■ ■ ■

村井さんは現在の「私」と、過去の「先生」の2役。
現在と過去が行ったり来たりして、構成は複雑なんだけど違和感は余りないかな。
でも、原作を読んでいた方がわかりやすいだろうな、という感じ。

一応自分も原作復習してから見たのですが、正直最初は難しくてよくわからなくて。綺麗で素敵な舞台ではあるけど、面白いかどうかは、う~ん…ってのが第一印象。
でも、何度も見ているうちに流れがわかってきて、そのせいか何気なくやり過ごしていたセリフやシーンが急にすごく響いてきたり、席が変わって見え方が変わるごとに別のことに気づいたり。見るほどに面白みが倍増していくのを実感しました。自分の理解の遅さが勿体ない気もするけど、自分の中の印象の変化が面白くもあった。
ちなみに席は、ほとんどがA~Dブロック。逆サイドは1回、Gブロックでした。

■ ■ ■

印象深いシーンなどをずらずら思い出しつつ。



序盤、「先生」がどういう人かというのを「私」がその兄に説明するという体で話が進む。
鎌倉の海辺でメガネを落とした「先生」の、そのメガネを「私」が拾ったことがきっかけで話をするようになるという。
で、初っぱなから異色の衝撃を受けるのがこのメガネのくだり。
「メガネを落としたとはさぞ困るだろう。どれ、私も一緒に探そう」と言って、再現映像的シーンに割り込んでくる兄(笑)。
と、A・Bブロック最前列のメガネのお客さんをじっと見て、「この辺に3つほど並んで落ちてますが、コレは違いますか、先生」と、まさかの客席いじりwww
先生は先生でお客さんのメガネをじっと見て、「……あった…」などとつぶやき、そのお客のメガネをいちいちかけてみる始末。それを見て「あ、何か、意外としっくりきてますね」とか感想を述べる兄。もー面白すぎて辛抱タマランですよ…!!!
そのやりとりを、傍らで「やれやれ」と「うんざり」が混ざったような表情で見ている「私」(よく笑わないもんだ…)。最終的には「私」が、兄がかけていたメガネを先生のところへ持っていき、話が再開。

「…と、こういうわけで、私は先生のところへ出入りするようになったんです」と一通りきっかけを話し終わる「私」。
「なるほど。だが、途中からメガネのことで頭がいっぱいで、正直余り聴いていなかった。そろそろメガネを返してもらおう」と兄。またしても再現映像的にそこにいる先生に話しかけるwww
「先生。あなたそのメガネを随分気に入っているようだが、私それがないと何も見えないのでそろそろ返してもらってもいいですか。この間なんてね、枝豆かと思って口に入れたら、カマキリだったんですよ。もう口の中ズッタズタですよ。さらに違うときなんて、おじさんかなーと思ったら、おばさんだったんですよ。しかもそれ、今の私の女房なんですよ。もう私の心はズッタズタですよ。……どうですか、先生」
…などなど、真顔でひたすらテキトーなことを言い続ける兄……(「どうですか」じゃねーだろ!みたいな(笑))
舞台上にいる「先生」「私」「K」、みんな無反応なんだけど、、、よーく見ると結構我慢してるような顔をしてるのが笑えて仕方なかったw 特に先生は至近距離で兄に詰め寄られているから相当キツかろうww
兄、「(無反応な先生に向かって)…だんまりですか……いいでしょう、勝負です。私、あと2時間はこの空気で行けますよ」などさらにたたみかけるも、やっぱり無反応な先生。「あなたとは話になりませんな!」ととうとう折れる兄ww

そんな先生と兄のやりとりが一段落したのを見て「…話を続けてもいいですか?」と「私」ww
兄「ああ、そうしてくれ。そしてお前が、こ の 空 気 を も と に 戻 せ」
私「………はい。」
そこは返事するんだ「私」wwww

……というこの作品唯一のオモシロターンww
作品の雰囲気に合わないといえばそうかもしれないけど、自分的にはこのシーンがあったおかげで最初に力が抜けて、以降は重い話に集中できたから良かったな。単純に楽しかったし、兄さんホント素敵だしvv ついでに言うと自分もいじられましたものでw、すっごい恥ずかしかったけどww、もう本当に嬉しかった…!!(笑)
「そろそろメガネ返せ」の部分は枝豆以外にも何パターンかあって、それがまたそれぞれ面白かったんですが、とりあえず今はこれだけで。



Kが勝手に学部を変えたため親に勘当され、先生と一緒だった下宿を出ていった後。
働きながら勉強して、寝る間もなくズタボロなKを、自分のいる下宿に来いと誘う先生。
その先生が、下宿の主人たる奥様にKのことを頼むシーンが妙に印象的だった。
奥様に反対だと言われているにもかかわらず、何としてもKも世話してやってほしいと必死に頼む先生。
そのときの奥様の「どうしてそこまでしてKを自分のところに来させようとするのか」という問い、何だかんだ答える先生への「本当にそれだけですか?ほかに理由はないのですか?」の問い、「私が心配しているのはそんなことじゃありません、あなたのことです」の言葉、何かこれからのすべてを見透かしているようで、すごくドキドキした。

最初は何とも思わなかったけど、何度目かから急に気になりだしたシーンの一つ。



あとは避暑地でのシーン。

泳ぎに行きません?
せっかく避暑地に来たのに、Kは本を読んでばかりでつまらないと不満げなお嬢さん。「そうだ、泳ぎに行きません?」とKを誘い始める。「俺はいいから2人で行ってくればいいだろう」と言うK。お嬢さんとKのやりとりを不安そうに見つめる先生。
お嬢さんが「行きましょうよー!」とKの手を取ったところで、「うわっ!」ていうような顔をして目を背ける先生に、何かこっちまで一緒になってドキッとする。

と、おもむろに下駄を脱ぎ出す先生。
感情のこもってないような声で「相撲を取ろう」とKを誘う。戸惑うKを強引に引っ張り出す先生。そのときの顔、声、仕草、冷たいのにギラギラしててすごく不穏。それなのに、「じゃあ私、行司やりますね!」と楽しそうに言うお嬢さんに向ける微笑みはすごく優しくて、それがまた怖い。。。
相撲を取ろう
そしてKと見合ってからの感情むき出しな眼には引き込まれざるを得ない…ジブリヒロインばりにブワッて髪の毛が逆立って見えた。しかし、勝っても負けてもお嬢さんが声を掛けるのはK。先生がだんだん我を忘れていく様が物凄い。何度もKに向かっていって、後半はもうただのケンカ。とめようとするお嬢さんをはね飛ばしたことにも気づかず、Kを倒し、首を締め上げる様子は何かが乗り移ったよう。

で、最初はひたすら先生の激情の迸りぶりに圧倒されていたんだけど、これまた何度か見た後、Kは、はね飛ばされたお嬢さんを一瞬気にしたせいで先生に倒されてしまっていた、というのがわかってますます鳥肌立った←Gブロックから見て初めて気がついた。
つーかあの荒々しいアクションの中にどんだけ繊細な動き潜んでんの…ホント凄い。大好きなシーン。

あとアレです、一番最初見たとき(@Cブロック前方)、Kに投げ飛ばされた先生が目の前に倒れ込んできて、近いわすごい勢いだわ倒れてきた様がやたらエロいわでめっちゃドキドキした。こればかりは初見時の印象が強烈!

きっと、まだまだ気づいてないこといっぱいあるんだろうなー、あああ~DVD、全方位はムリでも、4カ所ぐらいから録ったヤツ全部収録して欲しいよ~、全部全部見たい!!!!



相撲の後、先生とKが背中合わせで、舞台の端と端に座って会話するシーン。
あんまりよく見えなかったんだけど、、、村井さん、立ち上がるまでほとんど瞬きしてなかったんじゃないだろうか……。。。
ずっと目がギラギラしていたように見えた。

精神的に向上心のないものは、馬鹿だ。
馬鹿?俺のことか!?馬鹿かもしれないが、お前よりずっと人間らしい!!
そうか、それがお前の弱点か。人間不信を装いながら、その実誰よりも人間らしくありたいと願っている。
お前だってそうだろ!?道だなんだと言って、人間らしさを隠そうとしているだけ、お前は口先だけだ、お前は誰よりも人間らしい!
そう見えるとしたら、俺の修行が足りないだけだ。。。



Kのお嬢さんへの気持ちを打ち明けられてショックを受けた先生が「お嬢さんをください」と奥様に頼み、それをあっさりOKする奥様。

原作読んだときは、ちょっと奥様勝手に返事しちゃっていいの~、お嬢さん結構Kともいい雰囲気だよ~?と思ったけど、この舞台ではお嬢さんは最初から最後まで先生のことだけが好きだったのかな、、、という気がしなくもない。
Kが越してくる前、先生に「なるべくKに話しかけてやってくれ」と言われて、ちょっと寂しそうというか「何でそういうこと言うの?私と2人なのがいやだから友達を連れてくるの?」みたいな雰囲気があった気がしたり。で、お嬢さん的に「自分はあんまり先生には好かれてないかもしれないけど、Kと話をしてれば先生が喜んでくれる」と思ってKにばっかり構っていたのかなとか思ったり。
1回「下宿するのをやめようと思う」と言った先生を必死で引き止めたりとかの、諸々のお嬢さんの言動もさることながら、先生に「あの子の気持ちが分からないようじゃ、返事をしたりはしません」と言い切った奥様がすごい説得力で。舞台のあの奥様なら、お嬢さんが少しでもKを好きだったらあんなことは言わないんじゃないかなーと思ってしまう。

何か、よく分からないですが、そんなようなことをぐるぐる思ったりしました。舞台を見る前には考えもしなかったこと。



抜け駆けしてお嬢さんとの結婚を決めた先生に、「今の俺をどう思う?」と聞くK。
「…奥さんから聞いたのか?」先生のドキドキが伝わってくるよう。。。
「…………何を?」と聞き返すK。でも先生の言葉にピクッとしたり袴を握り締めたりしてるよね、痛々しい…!

「精神的に向上心のないものは、馬鹿だ。」
精神的に向上心のないものは、馬鹿だ

またしてもハンパない目力…!Kの方が背が高いので、先生は少し見上げてる形で詰め寄っていくんだけど、それでもものすごい迫力だった。客席から見てこんな怖いのを、至近距離でもろに受け止めているKはどんな気持ちかと…! やっぱ村井さんの、Sっぽいというか、容赦なく相手の弱いところを突いていくような演技めっちゃ好きだわ~、、、怖いけど抗えない、目が離せない!

二人のドロドロした感情だだ漏れの壮絶なシーンだけど、すごい美しかった。
そう感じたのは、二人がすごい男前だからってのは多分にあると思うけど(笑)、でも絶対にそれだけじゃないはず…!



国許の父親の容態が急変したとの連絡を受けて、先生に旅費を借りにくる「私」。

そこでの「私」のセリフ。
「私には先生の言っていることが分かりません。恋が罪悪であるとか、人間が皆悪人であるとか分からないんです。でもわかりたいんです!」
コレの言い方の変化がすごい好きだった~!

特に「分からないんです」のトーン。
前半の公演は、声が裏返るような、ちょっとやけくそな感じ?というか「あーもーやだわかんない!」みたいな感じがあって、可愛いなーとか思いながら聞いてたんですが、後半になるとすごく抑えた、「わからない」ということをしっかり受け入れてから発している言葉という雰囲気になって、どちらもそれぞれ魅力的でした。

2回目以降は「分からないんです」の可愛い裏返り声を毎回期待していたので(笑)、抑え目トーンに変わったときは「ん?」と思ったのですが、こちらはこちらで真摯さが増して良いなあと。



「私の鼓動が止まったとき、あなたの胸に新しい命が宿れば満足です。」

先生の手紙を読み終えて、自分の父親の死よりも先生の奥さんのもとへ行くことを優先する「私」。
お墓?(なのかな…やっぱ先生の?ずっとKのお墓に見立てられていたのと同じ場所なのが…)の前にたたずむ奥さん。駆けつけた「私」の気配を感じて「あなた!」と言って振り返る様子が切ない。。。

「ねえ? 死ぬということは、どういうことだと思いますか?」

「…生きる、ということだと思います」

「……おかえりなさい」

「ただいま 戻りました」

やっぱりこの奥さんの「おかえりなさい」は、「私」の中に宿った先生を感じて、それに向かって言った言葉だよね。。。「死んだように生きていた」先生が、なすべきことをなして死んだことによって本当に生き始めた。
対する「私」の「ただいま 戻りました」、「ただいま」で1回切るところが、まさに先生が「ただいま」と帰ってきたように聞こえてどきっ、その後「戻りました」が続いて、あ、「私」もちゃんといた、と思えて、なんかほっとした。

■ ■ ■

という感じで……。


全体的に淡々として、難しいし、山場もよくわからないし、最初はすごいもにょもにょっとした観後感だったのですが、本当に見ていくほどに面白く、美しく、深くなっていく舞台でした。
上演時間1時間20分という短さだけど、1回も短いと思ったことなかった。むしろ毎回、これホントにたった80分なの!?と疑わしくなる濃さでした。すごい。。。

そして何よりラストシーンの美しさ!
今までの重さとか辛さとか切なさとか全部、これに至るためのものなんだったら受け入れられる…と思ってしまうほど圧倒的。
初見時に感じてたもにょもにょすらも、このシーンのときはどっか行ってました。

オレンジの光が弱くなっていくのが勿体なくて、でもその消えていく様がまた美しさを増していく、強烈なシーンでした、この作品を見てよかったと心から思えた。


ただいま戻りました

■ ■ ■

以上、全体的にすごい頭の悪い、無駄に長々したアレな感想に最後までおつき合いいただいて本当にありがとうございました!

まだもうちょっと、余韻でぽわんぽわんしていようと思います(キモイ・笑)。


■ ■ ■

おまけらくがき。

萌えざるを得ない
Kと先生の身長差がタマランでした。
Kは裸足、先生は下駄履きなのに、まだKの方が背が高いなんて。。。もえしにそう。。。

DVDが来たら、中身よりも萌えポイント探しに集中して見たりとかやってやるんだ!!
楽しみ過ぎる!!!
映画・舞台TB : 0CM : 0
こころ 雑感HOME拍手お返事です。

COMMENT

COMMENT POST

:
:
:
:



 
 管理者にだけ表示を許可する

TRACKBACK

この記事のURL
   http://dkeiru.blog98.fc2.com/tb.php/1721-68db0b3c



copyright © 2017 ヤサイセイカツ~青の野菜~. All Rights Reserved.
  
Item + Template by odaikomachi